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護歯(戦前のムシ歯予防デー)

6月4日はムシ歯予防デーとして広く知られています。
しかし、5月4日となった時期がありました。昭和14年(1939)から昭和18年(1943)までの期間です。


昭和14年、国は「健康週間(5月2〜8日)」を設け、健康関連の行事はこの期間に集中。
そこで、5月4日を「護歯」と読んでムシ歯予防デーとしました。
2009.11.07 Saturday 00:07 | comments(0) | - | 歯科(歴史) | 

アメリカの歯磨剤

18世紀のアメリカでは、焦げたパンを混ぜた歯磨剤を使用していました。



「ドラゴンの血」(dragon's blood)と呼ばれる混合樹脂にシナモンや焦がしたミョウバンを混ぜた歯磨剤もありました。
2009.10.26 Monday 11:42 | comments(0) | - | 歯科(歴史) | 

杉田玄白の入れ歯

「解体新書」で有名な杉田玄白が84歳の時に著したエッセイ「耄耋独語」(ぼうてつどくご)の中で、「入れ歯を作り、用いし事ありしに・・・」と、自ら入れ歯を使っていたことを述べています。

ちなみに「耄耋」は老人の意味。

その中で、「いかように上手く作られても馴れぬうちは、いとうるさし。」と、その不具合を愚痴っています。

こんなものを入れて発音が悪くなったなどとも書いています。

玄白は60歳代でした。


2009.10.24 Saturday 11:17 | comments(0) | - | 歯科(歴史) | 

人類最古の虫歯の治療

 2006年、パキスタンで9000年前の新石器時代の遺跡の墓場で、ドリルで歯に穴をあけた痕跡が残る9体の人骨が米仏調査チームによって発見されました。

外からは見えにくい部位にもあり、また、穴の付近に虫歯が残っていることなどから、装飾とか呪術的なものではなく、純粋に虫歯の治療痕であることが確認されています。

新石器時代にすでに虫歯で悩んでいる人がいたことも驚きですが、それを治療していたということもさらなる驚きです。


2009.10.23 Friday 10:47 | comments(0) | - | 歯科(歴史) | 

釈迦と歯みがき

歯を磨く習慣はインドで始まりました。

釈迦は経典の中で、口腔内の清掃をすることで五つの功徳があると弟子に教えています。
1.目がよくなる
2.口の中の臭いを除く
3.口の中の熱を除く
4.痰を除き食欲がでる
5.食物の風味がよくなる

これは弟子の口臭がひどいため、釈迦が戒律として歯をみがくことを説いたようです。

釈迦と同時代のインドの大医スシェルタの書いた「スシェルタ本典」という医書には「歯を磨くには、新しい虫食いのない木を用いる。その長さは指の幅12本分ほどで、小指の太さくらいの節のない潅木を用いる」と書かれています。

これはこれは釈迦が経典に書いているものと同じです。経典の中ではこの木は歯木(しぼく)、梵語でダンタ・カシュタ(danta-kasthta)と記されています。
2009.02.19 Thursday 12:24 | comments(0) | - | 歯科(歴史) | 

お釈迦様の歯

お釈迦様の骨を「仏舎利」といいますが、歯は「仏歯」と呼ばれて特別の扱いを受けています。

4世紀にスリランカに仏歯がもたらされ、王家の象徴として歴代の王たちによって手厚く祀られてきました。16世紀にはこれを祀るための仏歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院)が建立されました。

スリランカの古都キャンディには今でもこの仏歯寺が残っていて信仰を集めています。

八月の夜にこの仏歯を持ち出す祭り「ペラヘラ」が行われ、100頭の象の行進に伝統舞踊が加わり、荘厳な大行列を繰り広げます。

日本にも香川県の小豆島にスリランカの仏歯寺より分与されたという「仏陀の御歯」を祀る佛歯寺があります。ダラダー・マーリガーワ寺院の姉妹寺院になっています。
2009.01.24 Saturday 12:10 | comments(0) | - | 歯科(歴史) | 

男性でもお歯黒

お歯黒は女性の風習と思われがちですが、男性でもお歯黒をしていた時代があります。

男性のお歯黒は鳥羽院の時代からというのが定説になっています。

鳥羽上皇が虫歯で歯が悪く人と話すことを嫌がったので、困った家来たちがみんなでお歯黒をして、
「私たちもこのように歯が悪く黒いのです。」と訴え、話をしてもらうようにお願いしたのがその発祥であるという説があります。

このようにお歯黒は公卿から生まれ高い地位の象徴ともなり、のちに平家が台頭してくると平家の武将たちもお歯黒をするようになりました。

戦国時代になると武士の気風と合わないためか次第にお歯黒はなくなっていきますが、今川義元、北条早雲らの一部の武士はお歯黒をし続けました。

白は色を変えられるが黒は変えられない意から「武士は二君に仕えず」という決意と誓いを示したのです。

合戦で首をとったときに、地位の高い武将の首であると偽るために首の歯にお歯黒をつけたというエピソードもあるようです。
2008.07.15 Tuesday 12:14 | comments(0) | - | 歯科(歴史) | 

ピエール・フォシャール

歯学部出身者ならだれでも知っているフランスのピエール・フォシャール
18世紀前半、現代歯科学を確立しました。



1728年、初めて上顎総義歯を作ったといわれています。
現在の義歯のように床のみで吸着させて維持する方法ではなく、下顎総義歯とスプリングでつないで上顎総義歯を保持したものでした。

こんな有名な人・・のはずですが、ウィキペディアには載っていませんでした。
2008.02.01 Friday 21:51 | comments(0) | - | 歯科(歴史) | 

房楊枝(ふさようじ)

江戸時代の歯ブラシといえば房楊枝(ふさようじ)
房楊枝は、割り箸くらいの木の棒の先端を煮てかなづちで叩き、柔らかい房状にしたものです。



浮世絵にも房楊枝を使用している姿がみられます。
房楊枝は大正末期まで売られていましたが、歯ブラシの出現により次第に姿を消していきました。
2007.07.25 Wednesday 17:05 | comments(0) | - | 歯科(歴史) | 

バイキングの歯のおしゃれ

スウェーデン文化遺産局が国内に埋蔵されていたバイキングの頭蓋骨を調査したところ、興味深い特徴を発見しました。
それは前歯を横切る水平の溝です。
溝の形や場所は同じところにあり、色をつけて目立たせていたということです。

この前歯の装飾が単なるおしゃれなのか、職業を示すものなのか、戦闘での活躍を称えるものなのかいまのところ判明していません。

バイキングというと角かついたヘルメットをかぶり、ヨーロッパ中を暴れ回る強面の男というイメージがありますが、意外とおしゃれだったのかもしれません。

歯科医師の立場からすると虫歯でもない歯をけずるのは非常にもったいないということになります。
ただ、削るとはいっても表面のエナメル質の範囲内なら痛みもそれほどなく肉体的な苦痛は軽度だったと推定されます。
2007.04.20 Friday 00:13 | comments(0) | - | 歯科(歴史) | 
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